コンソーシアムの概要

設立の目的

Purpose

現在、多くの企業は脱炭素社会の実現に向けてさまざまな取り組みを進めています。
しかし、脱炭素を自分ゴトとして捉える生活者は、まだまだ多くありません。

実際、「環境」や「脱炭素」に配慮しているからという理由で商品を購入したり、
そうした商品を扱う企業を応援したり、具体的な行動に移している人は少ないのが現状です。

そこでわたしたち有志企業一同は、「脱炭素の取り組みに触れて認知を広げ、学びを通して楽しみ、
興味をもって自分ごと化する機会を用意し、生活者とともに脱炭素社会の実現に挑戦する」という趣旨のもと、
チャレンジ・カーボンニュートラル・コンソーシアム(以下、CCNC)を設立しました。

目指す世界

Ideal future

第1フェーズ

触れる
脱炭素に対する興味・関心を高めるためには、まず触れる機会を作ることが大切です。行動経済学に基づいたアプローチである「ナッジ」、つい行動したくなるよう仕掛ける「仕掛学」、さまざまなクリエイティブの力を借りて、きっかけづくりに取り組みます。
学ぶ
脱炭素って難しそう、わからないを解決していくために、親子参加型の体験イベントや、 アプリを通じたクイズ・動画の提供など、真面目なだけではない身になる学びの機会や場を作っていきます。
取り組む
リアルイベントやスマートフォンを通じた双方向コミュニケーションと商品の購入などを有機的に結びつけながら、さらに活動を可視化していくことで、取り組み意欲を向上させます。

第2フェーズ

自立し、継続的に企業と生活者が共に
中長期で目指す世界

生活者
  • 脱炭素やカーボンニュートラルに興味を持つ
  • 未来を選ぶつもりで脱炭素配慮商品を選ぶ
  • 買い物を通じて企業を応援する
企業
  • 脱炭素に関する企業の取り組みを幅広く生活者に伝える
  • 生活者と対話する機会を持ち、互いの理解に努める
  • 生活者に求められる脱炭素配慮商品を提供する
市場
  • 脱炭素に関する教育が広く行われる
  • 脱炭素配慮商品が売場にたくさん並ぶ
  • 脱炭素に関する情報が取得しやすくなる

主な活動内容

生活者とともに脱炭素社会の実現に挑戦するため、次の3つの活動を「理論と実践」「トライアンドエラー」を旨とし展開していきます。

CCNC活動紹介

活動1参加企業同士の情報交換・勉強会
企業が意識すべき脱炭素の取り組みは、自社の事業の範囲はもとより、取引先や生活者などサプライチェーンの全体に配慮することが求められています。メーカーや流通などさまざまな業種が集まるコンソーシアムにおいて、それぞれの脱炭素に関する考え方や中長期目標、足元の取り組みを学び、自社の活動に還元します。
加えて、生活者の脱炭素に関する意識や行動についても、探求し理解を深めてまいります。
活動2みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト
カーボンニュートラルという難問について、企業と生活者がともに普段の生活の中で、「触れる」、「学ぶ」、そして解決へ向けて「取り組む」ことを促進するプロジェクトです。「大人から子どもまで、脱炭素を楽しく・わかりやすくお伝えし、真面目だけじゃない、身になる学びの機会の提供」をコンセプトに、スマートフォンアプリや店舗・商品を通じたクイズ、親子参加型の体験イベントなど様々な施策を提供します。
活動3脱炭素に関する情報発信・啓発活動
コンソーシアムとしての活動およびそこで得られた成果は、参加企業の知見とするだけでなく、さまざまな形態を通じて情報発信します。脱炭素に関する世間の興味・関心を高め、企業と生活者が共に脱炭素社会の実現に向けて挑戦するというコンソーシアムの設立趣旨を体現します。

今後の展望

In the future

国や自治体の脱炭素に対する政策・制度の提言・連携、活動の大規模展開・業種拡大による知見の深堀、
商用展開による取り組みの加速化、を通じて脱炭素社会の実現を目指します。