“エコラベル”を減CO2アクションのきっかけに！

GMLでは、生活者の脱炭素に向けた意識・行動変容を促すことを目的に、2023年度から身の回りの商品やお店にあるエコラベルやカーボンフットプリント（CFP）に触れて学ぶ体験学習「エコラベル研究所」を展開しています。
2025年度はこれまでの活動を基に、夏休み自由研究学習「エコラベルハンター2025」（※2）として実施。
大阪府内の小学4～6年生約21万人を対象に実施した24年度活動（※3）を基に、25年度は2府2県1政令指定都市に連携自治体を拡大。約53万人の児童を対象に、学習キット配布に加えて、特設ウェブサイトから見つけたエコラベルを登録・可視化し、たくさんのエコラベルを集めた児童を自治体別に表彰するコンテストとして進化しました。

「エコラベルハンター2025」学習キット（抜粋）

多くの種類があるエコラベルですが、いざ探してみると意外と同じマークばかりが見つかり、食料品や文具等、色々なカテゴリの商品を探さないと見つかりません。
「エコラベルハンター2025」では、探すエコラベルを20種類程度に絞り、エコラベル表示やCFP算定された商品やキャンペーン開催店舗の紹介、エコラベルを集めるミッション「エコラベルクエスト」等で、楽しく学び・体験してもらえるよう工夫しました。

▼特設ウェブサイトにおける体験の工夫

進捗や成果を視覚的に示すことで、モチベーション維持を図る仕組み

次の行動が明確になり、継続を促すクエスト要素

CCNC参画企業のエコラベル付き商品を見つけてもらうための導線

その結果、参加者アンケートでは、90%が「様々な商品のエコラベルを知った」、67%が「今後もエコラベルを探したい」、57%が「普段の買い物時にエコラベルを確認するようになった」と回答。

参加児童やご家族からは、「パッケージの裏側まで確認するようになった」、「レアなエコラベルを見つけた時に誰かに伝えたくなった」等のエコラベル探しに沼っているコメントや、「もっと分かりやすく目立つように商品にエコラベルを表示して欲しい」といったご意見も出ました。
また、「家族と一緒にやった」という声も多く、エコラベルハンター参加により、買い物時のエコラベルや環境配慮表示を確認する生活者が3～4倍増加。「エコラベルハンター」を通じて、エコラベル集めを楽しみながら実践することで、普段の買い物時にも影響を与え、参加が買い物を通じた脱炭素意識・行動変容の契機となることが分かりました。

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※「エコラベルハンター2025結果発表」では、ハンターレポート（抜粋）を掲載しています。

夏休みすぐの2025年7月19日～20日には、グランフロント大阪北館で開催された「ナレッジキャピタルワークショップフェス2025　SUMMER」に大阪府とともに出展。「エコラベルハンター2025」連動企画として、「エコラベルハンターになろう！」と題したワークショップを実施しました。

ワークショップでは、エコラベルの説明に加えて、「エコラベルハンター」学習キットを使って、実際の商品に触れてエコラベルを探す体験学習が組み込まれています。参加賞のお菓子を懸けた最後のクイズのため、親子で一生懸命にエコラベルを調査する姿が印象的でした。

2日間で計4回開催されたワークショップには、80名の親子に参加いただき、大盛況に終わりました。

その他にも、奈良県ではエコラベルに関するクイズを開催、食品スーパー万代でのゲンコツキャンペーンや、スギ薬局アプリでのエコラベルクイズ等、各地で連動して様々な企画を展開しました。

「エコラベルハンター2025」学習キット（抜粋）

来年度は更に展開エリアを拡大し、多くの生活者に伝える機会を増やしていく予定です。